自分ができることに集中して生き残っていこう
「自己責任論」ってのはあまり好きな言葉ではないのだけど、それでも現実を考えると最後まで責任を取ってくれるのは自分だけなので「自己責任」でやっていける範囲に全力で取り組むべきなんだろうと思って生きてきました。
タイトルとかは忘れてしまったけれど、昔読んだ本で「他人を変えるのは無理だから自分ができることに集中しよう」って感じの内容が書かれているのを見てからは特に自分が動ける範囲に集中して取り組むようにしてきたし、自分ではどうしようもないこと(今回の新型コロナウイルスみたいなもの)に関しては「仕方ないよね…」と受け入れつつ、その中でどうすれば生き残れるのかってことに意識を向けるようにしています。
そういう意味では、10万円の一律給付であったり、持続化給付金のように支援を行ってくれるのはとてもありがたい話であって、自分ができることを支援する取り組みには基本感謝するスタンスで捉えるようにしています。もちろん、「今日明日を生き抜くためにすぐにでもお金が欲しい」という状況にないからこそ言える面はあると思います。すぐにでもお金を必要としている人からしてみれば決定までの時間や支給されるまでの期間などに不満を感じるのは仕方ないと思いますけれど。
ただ、先ほど書いたように自分ではどうしようもないことってのはどれだけ不平不満を述べてもコントロールすることはできないので、イライラが募ってしまい精神衛生上よろしくない結果しか得られないことの方が多いというのがこれまでの人生経験から得た実感です。「不平不満を言うな」という話ではなくて、その時間を使って自分が今できることを考えて行動に変えていく方が結果的にいい方向に進むのではないかと考えてしまうのです。
10万円の一律給付に切り替わるなど、声をあげることによって他人の行動を変えることもあるので声をあげることの大事さも重要であるとの意見もわかりますけどね。でも、10万円の一律給付に切り替えたことで本当にすぐお金が必要な人に支給されるタイミングが大幅に遅れてしまう可能性が大いにあるわけです。結局、どういう形に落ち着いたとしてもコントロールできない部分は出てくるのですよ。
<想定されること>
・一律給付になることで対象者数が大幅に増え、支給のための準備にかかる人手と時間が大幅に増える
・本当に給付が必要な人と特に必要としない人が同じ額になるため給付の効果が出ない人が増える
・特に必要としない人への給付金および給付するための費用が本来必要とされるところに使われない
ま、ざっくりと考えても上記のような点は一律給付の声に押されて変更したことによって問題になりますよね。また、批判されてましたけど、当初は困窮世帯の希望制を取る予定でした。希望制にすることによって一律給付よりも迅速に支給することができ、困っている人にそれなりの金額が支給された可能性もあるわけです。世帯で30万円って額が適切だったのかは議論の余地があるでしょうけどね。
それと、一律給付になって実際に申請が始まっていますが申請方式(オンライン/郵送)や住んでいる自治体によって支給までの期間が違い、支給が遅いという不満が出てきています。これなんかも上記の話の通り、支給の準備にかかる人手と時間が大幅に増えたことで出てきた弊害になります。
他にもいろいろと問題があるとは思いますけど、それについてワーワー文句を言っても物理的に難しい面がある以上どうしようもないですよね。今回は対応が難しいと思いますけど、自分ができることってのは次に同じようなことが起きた時に早く対処できる仕組みを用意しておくことしかないです。
その一つがマイナンバーカードを作っておくことだというのが今回の経験でわかったことだと思います。私は法人設立の関係で仕方なく作ったので偉そうなことは言えませんが、そのおかげで申請作業がスムーズに進められました。郵送を待っていたら支給までの期間が大幅に延びたでしょうから、作っていて良かったなと思ってます。今マイナンバーカードを作っている人が増えているようですが、発行までの時間を考えると結局郵送で申請するのと同じかそれ以上かかってしまうでしょうから今回に関しては手遅れ感が強いですよね。でも、次に同じようなことがあった時にはマイナンバーカードを持っている方がいいので、この機会に作成しておくのがいいのではないでしょうか。
それと、ここは自分自身ができる範囲ではないですけど、マイナンバーカードと口座の紐付けを行う仕組みづくりを政府にもっと積極的に推進して欲しいです。これについてはどうしても嫌だと考える人がいるようなのですが、国側で個人の口座が把握できていればもっと柔軟な給付が行えたのではないかと思います。世帯を軸にして支給することへの批判も出ていますけど、それが嫌なら個人単位できちんと紐付けられている情報を提供するしかないんじゃないですかね。結局、今回の一律給付にあたっても口座の確認作業も発生してしまっているし、全個人に対して申請用紙を準備して郵送するって形は更なる人手とコストがかかることになるわけですから。
そういう意味で、自分ができることとしては「マイナンバーカードと口座の紐付け」を実現して支給を迅速に行える体制を作ってくれという声をあげることでしょうか。支給が遅いことを批判する人で口座の紐付けを嫌がる発言をする人を見ますけど、それではどうすれば早くなるの?ってのを聞いてみたいです。
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少し話がずれてしまいましたが、あくまでも自分自身は他人の行動ではなく自分自身が取るべき/取れる行動にフォーカスして動こうと考えているという話をしたくなったのでこのような内容の記事を書いてみました。ざっくり書いてしまったのでツッコミどころもあるでしょうが、自分自身がそう考えているという話なのでご容赦下さい。
それにしても、この状況がいつまで続くのかが見えないのは本当に辛い。それこそ、自分自身が取れる行動には社会生活が普通に送られていることを前提としていることが多いですからね。。。
まぁ、「言うのは簡単、実行するのは大変」ですが、今後に向けて自分自身がどのようなことができるのかに集中してなんとか乗り切っていきましょう。
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